le mal n’existe pas

2024年5月4日。日付を書いて今日は新大の誕生日だということを思い出した。ラインを送っておいた。もうすぐ彼と敢行したアフリカインドの一ヶ月旅から一年になる。恐ろしい時の早さだと思う。今まさは家族とおれが一年前にやったようにヨーロッパを旅行している。彼の留学ももう終わろうとしている。これもあっという間だった。今週一週間は何をしただろう。火曜日の夜は家で一人2度目のソナチネを観た。好きな映画はなんですかと聞かれればあれはその一つにパッと上がるなと感じる。2度目なのにのめり込んで見ていた。水曜日は学校の後近くのパラダイスというサウナに行ってさっぱりし、そのまま渋谷のル・シネマで濱口竜介監督の「悪は存在しない」を見に行った。雨が降っていたのに水曜サービスデーだからか完全な満席で、予約をしていなかったことに加えて時間ギリギリにチケット売り場についたからもう最前列しか取れなかった。首を痛くしながら没頭させられる映画だった。音楽は石橋英子という人が作っていて、それもすごい良かった。自然と人の撮り方がおれの好きな映画だった。映画はなるべく削ぎ落として言葉は少なくシンプルに伝えてくるものが好きだ。そしてやはり音楽も大事だと思ったりする。

昨日は人形町で通し番だった。昼から忙しく、結構疲れた。12時前に家に帰ると、イタリアから帰ってきた直美が寝に行った後なのにわざわざ部屋から出てきてくれた。久しぶりに彼女の顔を見て安心して、嬉しくて笑顔になることを避けれなかった。まだまだ母親がいないと寂しいらしい。クールに装っても隠しきれない再会の嬉しさが顔に出てしまった。

今週はなんだかすごく早かった。特にこれということをした訳でもないのに。なんでだろう。瞬間を生きていた証拠なのかもしれない。過去にも未来にもとらわれず、今だけを見る。今に集中して生きる。それが本来あるべき姿なんだか、これを実行するのは実に難しい。今週は意識せずに目の前のことに集中して生きれていたのかもしれない。これを無意識から意識下に変えることができればなお良いのかもしれないんだけど、意識せずに生きている人ほど今を夢中で生きていたりもするんだよなあ。

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