2024年3月16日の夢

夢は自分の隠れた欲望を見せるのか。色んな夢を見るが、昨晩の夢はやけに生々しかった。パスカルが「心は常に本当の答えを知っているが、理性はそれを無視する」というような趣旨のことを言っていた。もしそうなら、夢に投影されるのは普段は理性によって抑え込まれた心の奥底に潜む真の欲望なのかもしれない。

人生で本当の恋をすることは少ない。美人はこの世にたくさんいて、外見で惚れていてはキリがない。誰でも美男美女には恋に似た感情を簡単に抱きやすいだろうが、本当の恋に落ちるには、もう少し別の要素が必要なんだと思う。性格と言ってしまえば簡単だが、本当に好きな時は理由を見つける必要がなく好きなのである。それは直感であり、心が知っている真の気持ちである。好きという感情が先にあって、性格とか、仕草がいいとか、一緒にいて楽しいとか、それは全部後付けなのかもしれない。

自分は今気になる人がいる。その人とは3、4回会っただけだし、深くは知らない。しばらく会ってもいない。だけれど、その人のことが頭から離れない。ずっと考えているわけではない。会ってもいないからだと思う。昨夜の夢にその人が出てきた。私はその人とやっていて、最後の快感と共に目を覚ました。夢はその痕跡を残していた。

これはやっぱり心の答えなんだろうか。
いつかこの日記が読まれるとしたら、それはおれが死んだ後であってほしい。恥ずかしいから。

心の声を無視し続けることはとても苦しい。それがどんなに無謀に思えても、真の欲望を認めて自分はそれが欲しいと言える人間はどんなに強い人間だろうか。

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