忙しい友達たち

2024年3月18日。昨晩は悠介とりおんと高円寺ではしご呑みをした。一軒目は高架下沿いにある焼き鳥大将二号店で、二軒目は沖縄料理のお店。高円寺の飲み屋は美味いし安いし煙草も吸えるとこが多くて、アツい。

りおんは海外の花の企業で働きたいから、ポートフォリオを送って受け入れられてビザが降りたらすぐ飛ぶそう。今は、広告代理店と花の卸市場を掛け持ってお金を貯めている。深夜から朝までのバイトで肉体的にも辛いだろうに、学校の制作もやりながらそれをこなしていたんだから、ほんとうに働き者でタフで頭が上がらない。

悠介も最近ホテルのベルボーイとしてバイトしているらしく、深夜から朝まで働いた後、そのままヤマトの仕分けバイトに行っているらしい。それでもカードが落ちないほど使っているから、彼は本当に人生を忙しく楽しんでいて、羨ましくさえ思えてくる。彼はリトアニアに8月から半年間留学しに行く。そのために金を貯めたいんだろうが、彼の性格上貯金はできずに目の前の楽しいことに全部使ってしまいそう。それが彼のすごいところで、おれが尊敬しているところでもある。

二人ともハードな掛け持ちバイトをこなしながらしょっちゅう旅行したり飲んだりしていて、とても忙しそう。すごいのは、忙殺されているわけでなく、イキイキしていることである。りおんはこれから海外で花のキャリアを歩むことが楽しみでならないから、そのためなら辛い仕事もやってのけられるんだろう。やりたいことが分かっていると、今やるべきことも明確になるのだと思う。

悠介は欲望に正直で、楽しそうなことがあったらすぐに飛びついちゃう。だから金がいくらあっても足りない。自転車操業状態で今はやれているが、今後あの好奇心が変なところに向かわないように、どっかでおれの好きな悠介が別人にならないように、時々友達として釘を刺すことも大事なのかもしれない。それは、悠人があみんを見て感じていたことかもしれない。

ともかく、この二人はずっと大事な友達だから、大切にしたい。そのためには、おれから連絡したり、大切に思っていることを行動に示していかなければなと思った。それがおれに足りないことだから。好きな人たちに好きであることを言動で示すのは小っ恥ずかしい。それを惜しみなくできる人間はすごいと思うけど、おれなんかはカッコつけで、表に出し過ぎないようにしちゃう。でも本当は、自分の気持ちを言動に出して、それが同じように返ってこないのが怖いだけかもしれない。それは情けない。自分から惜しみなく伝えて、返還がなくてもそのような気持ちを他人に抱けていること自体に感謝するようにすれば、ブッタにでもなれるだろう。

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