思い出す季節

2024年3月27日水曜日。昨日は人形町でバイトだった。サラリーマン七人が飲み放題で会食していて、ずっと上司の愚痴で盛り上がっていた。同じ職場の人と酔っ払うとこういう話になりがちだが、くだらねえと思った。せっかく美味い料理を食べてお酒で楽しくなっているのに、話す内容が人の悪口じゃあつまらない。もっと、楽しいことやこれからやりたいことを語りたい。こういうサラリーマンには、なりたくはないなと心底思った。みんな礼儀のあっていい人だったが、ただのいい人だった。そんな印象を受けた。もっと底から感じさせるオーラみたいなのがある男になりたい。口数はいらない。喋れば喋るほど言葉は軽くなっていくから。無駄なことなら、言わない方がいい。おれは、よく他人を気遣ったり礼儀よくするために分かりきった当たり障りのない返答をしてしまう。そんなものなら、言っても言わなくても変わらないはずなのに。みんな、言ってしまう。いや、みんなではない。言わない人は言っていないのをおれは知っている。おれも、そういう男でありたい。

昨日一日続いた雨も上がり今朝は快晴だった。まだ寒いから、桜は遅咲きになりそう。今週末には花見をする予定だから、それまでに頑張って目覚めてほしいです。
この時期は、私にとって思い出す時期である。3月30日と、4月19日。愛犬と親友。クッキーとアミンをより強く思う。いつもアミンのことをふとした時に思い出しているが、特にこの時期は一日一回日が近づくごとに思いを馳せる。ああ、もうあれから2年になるのか。まだ2年って気もしてくるけど。クッキーは、最後をそばで見取れなかったせいか、アミンより実感はない気がする。これが最後になると思って別れたわけじゃないのに、もう一生会えなくなる。こんな悲しいことはないが、それが死である。いつ来るか分からないものなんだ。だから、毎日愛する人を愛したい。感謝と覚悟を持って生きなければ、またいつか必ず訪れる死別にやられてしまうから。命は、そんなことを無視して続いてしまうものだから。