広い意味での節義

2024年3月28日。昨日は昼を作って拓也と食べ、近くの宮田酒屋に焼酎を買いに行った。自転車で5分くらいの距離にある酒屋で、いろんな珍しい酒が置いてある。そこで、フラミンゴというオレンジラベルのいも焼酎を買った。鹿児島の国分酒造が作っているもので、この前ペパーミントという青いラベルの芋を試したけれどそれは爽やかで美味しかった。

酒屋に行った足でそのまま駅に向かい、新宿のTOHOに映画を観に行った。2回目のパーフェクトデイズ。平山さんが飲んでいるBOSSのカフェラテを買って行った。今日で上映終了と書いてあったから、最後にもう一度見れてよかった。ルーティーンと些細な自然への感動を大切にする男、あまり語らない男、しかしとても優しい。こんなかっこいい男はなかなか少なくなってきていると思う。2度目でも最高な映画だった。

夜大学の友達5人と久しぶりに会う予定だったが、場所が色々変更して自由が丘に7時45分という中途半端なことになった。駒澤大学で降りた私は久しぶりにまっすぐ自由が丘までの道を歩こうと思い、志ん生さんの落語を聞きながら歩いた。普通に歩くとすぐついてしまって時間を持て余しそうだったので、途中駒沢公園のバスケットコートがあるところへ寄った。おれがスケボーとバスケをしていた場所。懐かしい、最後にここで滑ったのは2年前くらいだろうか。色々と、蘇ってきた。バスケをしたかったがボールがないので、休憩をしている若い男三人に声をかけ、15分ほどボールを貸してもらって久しぶりにバスケをした。ゴールがある場所でバスケをやったのは10月ぶり。1人でもやはり楽しい。本当は友達と試合や1on1でもやりたいところだったのだが。

自由が丘の海鮮居酒屋で飲んだ。1人を除いて今年もまだ学生だった。その1人は広島出身で先日の広島旅行で色々教えてくれたヨウヘイである。彼に弥山が最高だったこととこいくちやが美味かったことを伝え、感謝した。一日から大手商社で勤務する彼は、社宅に住むらしい。社宅と言ってもちゃんとしたアパートで、中に利用無料のジムもあって、家賃は自己負担たったの一万円。筑波の一番安い学生寮でも二万だから、信じがたい福利厚生である。うちの母などは、あんたもそういうところ入って三円くらい金だけ稼いで辞めればいいじゃないと言ってくるが、頭で分かっていても腹が納得してくれない。これは土方歳三でいう節義の問題である。その時どきでいいとされるやり方や考え方がある。それは常に変わっており、時代によってバラバラだ。しかし節義は普遍である。節義を通すことは、もはや腹を括って節義以外のことを捨てるという覚悟で生きることである。おれは側からは惨めに見えてもそういう生き方をして自分に納得して死にたい。

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