2024年3月29日。今この日付を書いて誰かの誕生日だと思って、思い出した。高校の時の友達のまおという女の子の誕生日だ。彼女は今高校時代にも留学していたフィンランドに再留学している。よほど気に入っているんだろう。とても楽しそうというか幸せそうである。ちょうど昨日の夜人形町でバイトしている時フィンランド人五人(おそらく家族)が食べに来たから、この日付で彼女を思い出したのは偶然じゃないのかもしれない。昨日もどこから来たのと質問して、フィンランドと聞いて彼女を連想したから、あまり馴染みのない国も、どこか親近感が湧く。おれも世界中を旅して、変な国に滞在して、その国の人とおれの友達が出会った時おれを話題に出せるようなら嬉しいモンだなと思った。
今朝は昨日の夜からの雨が降り続けている。春の雨。桜の木に水分を与え、開花を促しているのだと考えると、喜ぶべき春の雨。朝起き抜けに外を歩いたが、降っている割には気温は高い。寒いのは昨日で終わりというのは本当らしい。雨でも、とりあえず散歩する。クッキーがいた時は、雨の時はおしっこだけさせて2分で帰ってきていた。そんな感じ。今日も一瞬で折り返してきたのに足はびちょびちょになってしまった。
明日はクッキーの命日。もうあれから一年が経つ。一年前の今日には一年前の明日クッキーが死ぬなんて微塵も想像していなかったから、危篤の電話が来た時は文字通り心臓が止まった。しかし、命はいつ尽きるか分からない。今日ある命が明日にはない。そんなことが毎日起こっている。分かっているのに、いざ来た時にはなかなか素直に受け入れられない。毎日覚悟が必要である。だから、毎日感謝する。
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