こめかみの謎の痛み

2024年4月5日。8時起床。鴨たちに会いに関前公園に向かう。霧雨で気温も低い。着いてみると彼らがいない。そういえば最初にあった時にも何処かから池に降り立っていたから、寝床はこの公園じゃないのかもしれない。草の中まで分け入って探したわけじゃないからもしかしたらどこかに隠れて寝ていたのかもしれない。彼らの人生というか生活が気になった。忙しなく生きていると、ついすぐ近くで生きている別の命の存在を忘れてしまう。あの鴨たちも、木の上で鳴いている鳥たちも、生活がある。この世は人間が主役だと思ったら大間違いで、いち住民でしかない。いろんな生き物が暮らしている。この世界を真に理解するためには、地球上にある全ての動物、植物、建物、これらが各々持つ主観の全てを理解する必要がある。私の見ている世界は、私の主観による世界であり、他人の見ている世界とは違う。全ての主観を統合して出来上がるのがこの世界だ。だから一人間であるおれにこの世界を完全に理解することは不可能だ。けれども、完全に理解することは不可能で、主観の数だけ世界があるということを理解することはできる。それだけでも、この惑星を理解するための大きな前進と思う。その先には宇宙があるんだから、果てしがない。本当に果てしがなすぎて笑ってしまう。だけどおれはその果てしなさに圧倒されることなく、まずはおれの主観がとらえる世界の中で、一生懸命生きたい。わかった気になっては絶対ダメだ。一生分からないから、一生考え続けることができる。そのプロセスの中で学ぶことにこそ生きている面白さがあるんだと信じよう。

右のこめかみが痛む。一定以上口を開けるとピキっとくる。桜木の背中みたい。原因は分からない。疲れかもしれない。しかし、疲れといえば、おれはどんなに忙しく(と思っている)ても暇だと言おうと今朝散歩中に閃いた。そしたらほんとに暇になりそうだから、心が。体を忙しくても、心まで忙しくする必要はない。両者は関係しているから、どちらかにどちらかが影響される。なら、心が体を影響する方向でいきたい。おいらは暇である。

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